タレントの重盛さと美さんは、年齢を重ねるほど雰囲気が若くなったといわれる一人です。アスタキサンチンを摂るために鮭を食べ、食物アレルギー検査をきっかけに約10年グルテンフリーを続け、運動嫌いを自認しながらマシンピラティスは5年目。この記事では、公表されている習慣の中身と、そこから読み取れる考え方を解説します。
重盛さと美の食事が変わったきっかけは、食物アレルギー検査
重盛さと美さんの食生活の話は、検査から始まっています。
2015年にデイリースポーツなどが報じたところによると、重盛さと美さんは遅延型の食物アレルギーだったことが検査で判明しました。反応があったのが小麦のグルテンでした。
本人のブログには「米粉生活」というタイトルで、小麦を避けて米粉に切り替えた経緯が書かれています。体が楽になったという感覚を、自分の言葉で記録しています。
もともとアトピーとアレルギー体質であることも公表しており、オリコンの取材では敏感肌ゆえの苦労について語っています。
ここで大事なのは順番です。
流行っているから食事を変えたのではなく、自分の体を調べた結果として、外すものが決まりました。世の中で良いといわれる食べ物を足していく発想ではなく、自分に合わないものを知るところから入っています。
体に合うものを探すより先に、合わないものを知る。これは食事の見直し全般に応用できる考え方です。
足す前に、合わないものを知るところから入っている
グルテンフリーを約10年。完璧を目指さない続け方
重盛さと美さんのグルテンフリーは、すでに約10年になります。
注目したいのは、その言い方です。取材では、完璧ではないけれどグルテンフリーを意識しているという表現をしています。
食事の見直しが続かない理由の多くは、ゼロか百かで考えてしまうことにあります。一度パンを食べたら失敗、そこで全部やめる。この繰り返しで習慣が定着しません。
意識しているという幅を持たせた続け方だからこそ、10年という長さになったといえます。
食事に関して公表されているルールは、グルテンフリー以外にもあります。
- 牛乳を豆乳に替える
- 深夜0時以降は食べない
- コーヒーと紅茶を飲まない
- 30代から週1回は魚を食べるようにしている(中心は鮭)
- スイーツは我慢せず食べる
どれも、新しく何かを買い足す話ではありません。すでに毎日していることの中身を入れ替えているだけです。
そして5つめのスイーツが残っているところが現実的です。全部を我慢する設計にしないから、他の4つが続きます。
新しく買い足すのではなく、毎日の中身を入れ替えている
食べない時間を作るという2つめのルールは、腸を休ませる考え方とも重なります。仕組みは腸活と美肌の関係を解説した完全ガイドで詳しく解説しています。
自分の腸の状態が今どのあたりか気になる人は、1分でできる腸内環境リスク診断でチェックしてみてください。
重盛さと美が鮭を食べる理由。狙いはアスタキサンチン
重盛さと美さんの食生活で名前がよく挙がるのが鮭です。そして選んでいる理由がはっきりしています。アスタキサンチンを摂ることが目的です。
30代から週1回は魚を食べるようにしているとも語られており、その魚の中心にあるのが鮭ということになります。
アスタキサンチンは、鮭やエビ、カニなどに含まれる赤い色素で、カロテノイドの一種です。抗酸化の働きについて研究が重ねられてきた成分で、海のカロテノイドとも呼ばれます。
食材を選ぶときに、栄養素の名前まで分かっているかどうかは大きな差になります。体に良さそうだから食べるのではなく、何を摂るために食べるのかが決まっていると、続けるかどうかの判断がぶれません。
体の中では、酸素を使ってエネルギーを作る過程で活性酸素が生まれるとされています。この活性酸素が過剰になると細胞に負担がかかると考えられており、それを抑える方向に働くのが抗酸化成分です。
鮭にはアスタキサンチンのほか、体の材料になるたんぱく質、EPAやDHAといった脂、ビタミンDも含まれています。
つまり鮭は、アスタキサンチンだけを摂る食材ではなく、食事全体の質を上げる選択にもなっています。
何を摂るために食べるのかが決まっていると、判断がぶれない
ただし、ひとつの食材や成分で若さが決まるわけではありません。特定の食品に効果を期待しすぎるより、たんぱく質と野菜と発酵食品が毎日の食卓に並んでいるかを見るほうが先です。
食物繊維を足すという足し算の視点は、ファイバーマキシングを解説した記事にまとめています。
運動嫌いでもマシンピラティスが5年続いた理由
重盛さと美さんは、運動が得意なタイプではないと自ら語っています。
それでもMAQUIAの取材では、ピラティスだけは頑張って続けていて気づけば5年目になる、普段はマシンピラティスを週1回、撮影などがある時期は週2回通っていると話しています。
運動嫌いが5年続いた理由は、内容よりも形にあると考えられます。
マシンピラティスはスタジオに予約を入れて通う形が基本です。自宅で自分を励まして始める必要がなく、時間が決まっていて、指導する人がいます。
やる気に頼らない仕組みの上に乗っているということです。
- 始めるたびに自分を励ます
- 時間が決まっていない
- 予定として入っている
- 指導する人がいる
重盛さと美さんは普段週1回、撮影期は週2回のマシンピラティス
もうひとつは、頻度を欲張っていないことです。普段は週1回。忙しい時期に週3回を目指す設計にしていないため、崩れる場面が少なくなります。
続けるための組み立て方を整理します。
- やる気ではなく予定に乗せる。予約が入っている形にすると、判断する場面が減ります
- 頻度は少なく始める。週1回を1年続けるほうが、週3回を1か月で終えるより積み上がります
- 苦手なことを無理に選ばない。走るのが苦手ならピラティスやストレッチから入る選択があります
- 体の変化は数か月単位で見る。姿勢や動きやすさの変化は、数週間では判断しにくいとされています
体づくりの基本的な考え方は痩せやすい体の作り方 完全ガイドで解説しています。
よくある誤解。グルテンフリーは誰にとっても体に良い?
「グルテンフリーは健康にいいから、誰でもやったほうがいい」と言われがちですが、これは正確ではありません。
重盛さと美さんの場合は、検査で小麦への反応が分かったうえでの選択でした。前提として、自分の体質という理由がありました。
小麦に反応がない人が小麦を外しても、同じことが起きるとは限りません。むしろ主食の選択肢が狭まり、食事全体のバランスが崩れることもあります。
また、遅延型の食物アレルギー検査そのものについては、意義や結果の読み取り方をめぐって専門家の間でも見方が分かれています。検査の数値だけを見て食材を大きく減らすのは避けたいところです。
もうひとつありがちな誤解は、体質に合わない食べ物を外せば肌や体型が必ず変わるというものです。
食事は要素のひとつであり、睡眠や運動、ストレスの影響も重なります。ひとつを変えて何も起きないからと諦めるより、土台をいくつか整えるほうが現実的です。
体調や肌の不調が続く場合は、自己判断で食材を減らし続けるのではなく、医療機関や専門家に相談してください。
まとめ
重盛さと美さんの食生活は、流行を追ったものではありません。アスタキサンチンを摂るために鮭を選び、食物アレルギー検査で小麦グルテンへの反応が分かったことから食事を組み替えています。
そこから約10年、完璧ではないけれど意識するという形でグルテンフリーを続け、牛乳を豆乳に替える、深夜0時以降は食べないといったルールを重ねてきました。スイーツは我慢しないという逃げ道も残しています。
運動については、苦手を自認しながらマシンピラティスだけは5年目。普段は週1回という無理のない頻度で、予約という仕組みに乗せて続けています。
若さの秘密として語られているものは、どれも特別な一手ではありません。自分の体質を知り、続けられる形に落とし込むという順番そのものが中身だといえます。
食事制限を始めたい場合は、まず自己判断で外すのではなく、専門家に相談したうえで進めることをおすすめします。



