お笑いコンビ、フォーリンラブのバービーさんは、21歳でニキビ肌の治療のために美容クリニックへ通い始め、約20年にわたって施術を重ねてきたことを公表しています。そして2025年末、その施術をやめると決めたことが報じられました。この記事では、公表されている歩みと、ニキビ跡の種類ごとの向き合い方を解説します。

バービーのニキビ跡治療。21歳から20年続けた記録

バービーさんは、思春期にできたニキビの跡と毛穴の悩みを長く抱えてきたことを、さまざまな媒体で自ら語ってきました。

FRaUの記事によると、初めて美容クリニックを訪れたのは21歳のとき。コンプレックスだったニキビ肌を治すことが目的でした。

そこから約20年、費用と痛みを重ねながら施術を続けてきたといいます。

バービーさんの20年の歩み
21歳ニキビ肌の治療で初めてクリニックへ
約20年費用と痛みを重ねて施術を続ける
ブログレーザー後の赤みや経過まで公開
2025年末施術をやめると決めたと報道

特徴的なのは、その過程を隠さず公開してきたことです。

本人のブログには、フラクショナルCO2レーザーを受けたあとの経過が「凸凹肌と闘う」というタイトルで残されています。施術直後は顔全体が赤くなり浸出液が出たこと、数日かけて落ち着いていったことまで、写真つきで記録されていました。

美ST ONLINEやVOCEの取材でも、毛穴やクレーターについて自分の言葉で語っています。

美容医療の話題は、きれいになった結果だけが切り取られがちです。バービーさんの発信が読まれてきたのは、途中経過の赤みやダウンタイムまで見える形で残してきたからだといえます。

ニキビ跡は3種類。クレーターがセルフケアで戻りにくい理由

「ニキビ跡」とひとまとめに呼ばれていますが、状態は大きく3つに分かれ、考え方もそれぞれ違うといわれています。

ニキビ跡3種類と向き合い方のめやす
赤み時間とともに薄くなることが多い
色素沈着紫外線対策と生まれ変わりを妨げないケア
クレーター化粧品では戻りにくく医療の領域
  1. 赤みが残っているタイプ。炎症が治まったあとも毛細血管が広がった状態が続いているもの。時間とともに薄くなっていくことが多いとされています
  2. 茶色く色素沈着したタイプ。炎症をきっかけにメラニンが作られて残っているもの。紫外線対策と肌の生まれ変わりを妨げないケアが基本になります
  3. クレーター状にへこんだタイプ。炎症が深くまで及び、皮膚の組織そのものが失われた状態。萎縮性瘢痕と呼ばれます

このうち3つ目のクレーターは、化粧品でのケアでは戻りにくいとされている領域です。

表面の色やうるおいの問題ではなく、土台となる組織の形そのものが変わっているためです。

バービーさんが長く通い続けた背景にも、この違いがあります。市販のアイテムを試し続けるのではなく、医療の領域に相談する選択をしたということです。

肌の悩みが今どのあたりでつまずいているのか整理したい人は、1分でできる肌老化リスク診断でセルフチェックしてみてください。

バービーが美容施術をやめると決めた理由

2025年12月、FRaUに掲載された記事で、バービーさんが41歳になり、20年続けた美容施術をやめると決めたことが報じられました。

記事の中で本人は、この20年を大きく3つの時期に分けて振り返っています。

本人が振り返る20年の3つの時期
1. 動機コンプレックスをなんとかしたい
2. 原動力仕事の必要性と機械への興味
3. 離れる不妊治療や妊娠、授乳の期間
41歳今の自分には必要ないと判断

1つめは、コンプレックスをなんとかしたい一心だった時期。きれいな肌になるためなら何でもやるという動機でした。

2つめは、仕事の必要性と、進化していく機械そのものへの興味が原動力だった時期です。新しい技術が出るたびに試してみたくなる面白さがあったといいます。

3つめが、30代後半に不妊治療や妊娠、授乳でクリニックから離れた期間を経たあとの現在です。

一度離れてみたことで、自分が何のために受けていたのかを捉え直す時間ができたことがうかがえます。

ここで大切なのは、やめる決断が施術そのものの否定として語られているわけではない点です。

コンプレックスに突き動かされていた時期があり、技術を楽しんだ時期があり、そのうえで今の自分には必要ないと判断した。その順番ごと公開されていることに意味があります。

美容医療との距離の取り方が変わっていく過程は、田中みな実さんが40歳を前にやめたことにも通じるところがあります。足し算から引き算へ切り替えるタイミングは、年齢や生活の変化とともに訪れるものだといえます。

美容医療に頼る前に整えたい、ニキビを増やさない毎日のケア

ニキビ跡の話をするとき、つい治療の方法に目が向きます。

しかし跡は、新しいニキビができるたびに増えていきます。今ある跡をどうするかと同じくらい、これ以上増やさないことが土台になります。

今ある跡と、これから増やさないこと
今ある跡
  • 種類で向き合い方が違う
  • クレーターは医療に相談
これから
  • 新しいニキビを増やさない
  • 毎日のケアが土台

今日から見直せるポイントを整理します。

  1. 触らない、つぶさない。炎症が深くまで進むほど、へこみとして残りやすくなるといわれています
  2. 洗いすぎない。皮脂を落としきろうとして1日に何度も洗うと、バリア機能が下がってかえって荒れやすくなります
  3. 洗ったらすぐ保湿する。脂っぽいからと保湿を省くと、乾燥を補うために皮脂が過剰に出ることがあります
  4. 紫外線を防ぐ。炎症後の色素沈着は、紫外線を浴びることで濃く残りやすいとされています
  5. 枕カバーやタオルを清潔に保つ。肌にあたるものの衛生は、見落とされがちな基本です

この基本の組み立て方と、それぞれの理由は美肌の作り方 完全ガイドで詳しく解説しています。

また、繰り返すニキビには食生活や腸内環境が関わっているという指摘もあります。外側のケアが一通りできている人は、腸活と美肌の関係を解説した完全ガイドも合わせて読んでみてください。

よくある誤解。レーザーを受ければニキビ跡は消える?

「一度レーザーを受ければニキビ跡は消える」と思われがちですが、これは正確ではありません。

ニキビ跡治療の思い込みと実際
思われがち
  • レーザー1回で消える
  • 翌日から普段どおり
  • コスメと施術は同じ
実際は
  • 複数回で少しずつ変える
  • ダウンタイムがある
  • 役割がまったく違う

クレーターに向けた施術は、複数回に分けて少しずつ状態を変えていく考え方で行われるのが一般的とされています。バービーさんが20年通い続けたという事実も、その現実を示しています。

また、施術にはダウンタイムがあります。本人のブログでも、直後の赤みや浸出液の様子が記録されていました。受けた翌日から普段どおりというわけにはいかない施術もあるということです。

肌の状態や、どこまでの変化を望むかには個人差が大きく、効果を保証できるものではありません。費用も回数も人によって変わります。

もうひとつ知っておきたいのは、コスメと医療行為は別のものだという点です。名前の似た成分が入っていても、家で使うアイテムとクリニックで受ける施術は役割が違います。それぞれに何ができて何ができないのかは、エステと美容皮膚科とホームケアの役割分担で整理しています。

気になる跡がある場合は、自己判断で市販品を試し続けるより先に、美容皮膚科などの専門家に状態を見てもらったうえで判断してください。

まとめ

バービーさんは、21歳でニキビ肌の治療のために美容クリニックへ通い始め、約20年にわたって施術と向き合ってきたことを公表しています。

その過程を、きれいになった結果だけでなく、赤みやダウンタイムまで含めて公開してきたことが、多くの人に読まれてきた理由だといえます。

そして41歳、施術をやめると決めた理由もまた、コンプレックス、技術への興味、離れた期間という流れの中で語られました。

ニキビ跡と向き合う3つの軸
ニキビ跡のケア
見極め赤み、色素沈着、クレーター
相談施術は専門家と決める
毎日新しいニキビを増やさない

ニキビ跡は種類によって向き合い方が変わります。クレーター状の跡は医療の領域とされていますが、どの段階であっても、新しいニキビを増やさない毎日のケアが土台になることは変わりません。

施術を検討する場合は自己判断せず、専門家に相談しながら、日々のケアと両輪で進めていくことをおすすめします。