7月22日発売の美的9月号は、田中みな実さんが表紙を飾る号として話題になりました。
大特集のタイトルは「肌もメイクも『スタミナ仕込み』でくずれ知らず」。
この記事では、特集の狙いを手がかりに、残暑で肌温度が上がりやすいこの時期に崩れにくさを底上げする考え方を整理します。
美的9月号「スタミナ仕込み」とは
美的.comによると、9月号の大特集は気温も湿度も上がってきた季節に向けた、メイク崩れに立ち向かうための耐久系コスメの紹介です。
表紙は3パターンで、田中みな実さんが多幸感あふれる2ルックを担当しています。
30代ラストカバーということもあり、あわせて掲載されたスペシャルインタビューでは「40歳。最高の私を更新するために」というテーマで美容観が語られています。
特集自体はアイテム紹介が中心ですが、タイトルにある「仕込み」という言葉には、崩れてから直すのではなく、崩れにくい状態をあらかじめ作っておくという発想が表れています。
この記事では、その考え方の土台になっている肌温度と皮脂の関係を、しくみから見ていきます。
なぜ残暑は化粧崩れしやすいのか
気温と湿度がどちらも高い時期は、皮脂の分泌量と汗の量が同時に増えやすいといわれています。
皮脂が増えるとファンデーションや下地の油分と混ざりやすくなり、テカリやヨレの原因になります。
汗をかくと、せっかくのせたパウダーやファンデーションが流れて、色ムラやマスカラのにじみにつながることもあります。
さらに9月は、日中はまだ暑いのに朝晩は少しずつ涼しくなる時期です。
この寒暖差に対応するため、体は汗をかくタイミングをこれまでと変えようとします。
真夏のように一日じゅう汗をかき続けるわけではなく、屋外の暑さと室内の冷房の間を行き来するたびに、汗の出方が変わりやすいのがこの時期の特徴です。
汗のかき方が読みにくくなるぶん、メイクのタイミングや量も感覚だけに頼りにくくなるのが、残暑ならではの崩れやすさだと考えられます。
湿度が高い日は特に、皮脂と汗が混ざり合ってテカリとヨレが同時に出やすくなるため、天候や気温を見ながらケアの強度を微調整する視点が役立ちます。
肌温度をコントロールする「仕込み」の視点
崩れにくさをつくるうえで注目したいのが、メイクをのせる前の肌温度です。
肌表面に熱がこもっていると皮脂の分泌が進みやすく、そこに化粧品をのせても密着しにくいといわれています。
そのため、メイク前に肌の熱を落ち着かせておく一手間が、崩れにくさの仕込みにつながると考えられています。
具体的には、冷たいタオルを軽く当てる、ミスト化粧水で肌表面をひんやりさせてから保湿するといった方法が挙げられます。
下地は皮脂をコントロールするタイプを選び、量をのせすぎないことも崩れにくさにつながるポイントです。
厚塗りは一見崩れを防いでくれそうに見えますが、皮脂と混ざる面積が増えるぶん、かえってヨレやすくなることもあるため注意が必要です。
パウダーで仕上げるときも、顔全体に均一にのせるのではなく、皮脂が出やすいTゾーンなど気になる部分にだけ重ねるほうが、厚みを出さずに崩れを抑えやすいといわれています。
田中みな実さんの美容習慣との共通点
田中みな実さんはこれまでも、雑誌の取材で朝夜のスキンケアルーティンを公表してきました。
雑誌のインタビューでも紹介されているとおり、その中心にあるのは特別な裏技よりも、保湿と紫外線対策といった土台のケアです。
40歳を前に「やめたこと」を語った際も、脂質を摂りすぎないことや、夜遅い時間の食事を控えることなど、日々の小さな調整を積み重ねる姿勢が見られました。
くわしくは田中みな実さんが公表した「やめたこと」の記事でまとめています。
体型維持についても、旬の食材を選ぶことや十分な睡眠時間を確保することなど、無理のない習慣を積み重ねている様子が公表されています。
今回の「スタミナ仕込み」という考え方も、当日だけ頑張るのではなく、あらかじめ整えておくという点で、これまでの美容観と地続きだといえそうです。
特別な裏技を探すのではなく、毎日の小さな仕込みを積み重ねる。
この姿勢は、メイクの崩れにくさを底上げしたい人にとっても参考になる視点です。
今日からできる残暑の肌温度ケア
崩れにくさの仕込みは、特別なアイテムがなくても始められます。
- メイク前に肌の熱を一度落ち着かせる: 冷たいタオルやミスト化粧水で肌表面をひんやりさせてから、いつもの保湿に入ります。ほてりが残ったままメイクをのせるより、崩れにくさが変わりやすいといわれています。
- 皮脂をコントロールする下地を薄くのせる: 厚塗りに頼らず、テカリやすい部分にだけ重ねるくらいの量にとどめます。
- 日中は汗を拭き取ってから足す: 汗をかいたら、まず軽く押さえて拭き取り、そのうえで必要な部分だけメイクを足すと、色ムラになりにくいです。
- 夜は保湿でバリア機能を立て直す: 日中の皮脂や汗で肌は乾きやすくなっているため、夜のケアで水分と油分のバランスを戻しておくことが翌日の崩れにくさにもつながります。
肌そのものの状態が気になる人は、1分でできる肌老化リスク診断で今の肌に必要なケアの傾向をチェックしてみてください。
汗のかき方や代謝の変化が気になる人は、汗をかいても痩せない残暑の体を解説した記事もあわせて参考にしてみてください。
よくある誤解
メイクを厚く重ねるほど崩れにくくなると思われがちですが、皮脂と混ざる面積が増えるぶん、かえってヨレやすくなることがあります。薄く重ねて必要な部分だけ足すほうが、結果的に崩れにくいことも多いです。
崩れ対策はメイクのテクニックだけで完結すると思われがちですが、肌そのものの水分と皮脂のバランスが整っていないと、どんな下地を使っても崩れやすさは残りやすいといわれています。スキンケアの土台づくりは、美肌の作り方 完全ガイドで手順を確認しておくと見直しやすくなります。
まとめ
美的9月号の「スタミナ仕込み」特集は、崩れてから直すのではなく、あらかじめ崩れにくい状態を仕込んでおくという発想でした。
残暑の肌温度と皮脂の関係を知っておくと、メイク前のひと手間の意味も理解しやすくなります。
田中みな実さんが公表してきた美容習慣も、特別な裏技ではなく、保湿や食事など日々の小さな調整の積み重ねでした。
今日からできる4つのステップを、まずはひとつだけでも試してみてください。



