この記事では、女優・タレントのMEGUMIさんが著書や雑誌インタビューなどで公表しているスキンケア習慣を詳しく解説します。20代から約1000もの美容法を試してきたというMEGUMIさんが「最終的に続けているケア」とはどんなものか。その共通項と、年代で変えたポイントをまとめました。

MEGUMIさんがたどり着いた「継続できること最強」という哲学

MEGUMIさんは著書や各種インタビューの中で「20代の頃から今まで、約1000の美容法を試してきた」と公表しています。スキンケア・美容医療・ボディメンテナンス・食事法と、試した方法は多岐にわたるといいます。

その膨大な実験の末にたどり着いた結論が「高価なものでなくていい。でも続けられるものであること」という考え方です。

この言葉には、1000もの美容法を実際に試してきた人だからこそ出せる重みがあります。美容情報が溢れる現代では「何を選べばいいのか」と迷い続けている方も多いはずです。その問いへの答えとして、MEGUMIさんが選んだのは意外なほどシンプルな視点でした。

MEGUMIさんはダイヤモンド社から「キレイはこれでつくれます」を出版し、スキンケア・メイク・ボディケア・ヘアケア・メンタルケアにわたる86の美容テクニックを公開しています。さらに講談社から出版した「心に効く美容」は、発売からわずか1ヶ月で20万部を突破。AmazonやRakutenの美容・スキンケアカテゴリでランキング1位を獲得するなど、大きな反響を呼びました。エンターテインメント業界でも「美容マニア」として知られる彼女の言葉が、同年代の女性を中心に高い支持を集めているのは、その発信の一貫性があるからかもしれません。

著書で公表されているスキンケアルーティンの全容

著書「キレイはこれでつくれます」や各種雑誌インタビューでMEGUMIさんが公表しているスキンケアルーティンを見てみましょう。

最も特徴的な習慣のひとつが朝晩2回のシートマスクです。朝は洗顔後にシートマスクを使用し、その後のメイクのりをよくする効果も期待できると語っています。夜は1日の肌疲れをリセットするためのケアとして位置づけているとのことです。

シートマスクに加え、フェイシャルスチーマーを使ったスチームケアも日課としているといいます。スチームで毛穴が開きやすい状態をつくることで、その後のスキンケア成分がなじみやすくなることが期待できます。加えて、週に数回のクレイパックも取り入れており、「肌をリセットして、しっかり水分を補う」というアプローチを一貫しています。

こうしたルーティンは特別なものに見えるかもしれませんが、いずれも市販のアイテムで実践できるものです。雑誌MAQUIAのインタビューでも「使い続けられる価格帯のものを選ぶ」という姿勢が語られており、高価格帯に頼らなくても丁寧なケアで肌の状態を整えられる、というメッセージが一貫しています。

35歳を境に変えたこと。乳液からクリームへの切り替え

MEGUMIさんが著書の中で特に強調しているポイントのひとつが、35歳を境にした保湿アイテムの見直しです。

それまで使っていた「乳液」を保湿クリームへ切り替えたと公表しています。その理由として挙げているのが「肌に水分を入れるだけでなく、蓋をして逃がさないことが重要になってきた」という変化への気づきです。

一般的に、加齢とともに肌のバリア機能は変化するといわれています。水分を保持する力に影響が出やすくなり、若い頃は比較的軽いテクスチャーの乳液でも十分な潤い感を得られていたとしても、30代後半以降は油分を含むクリームタイプの方が水分の蒸発を防ぎやすい場合があります。

「35歳からクリームに変える」というアドバイスはひとつの目安として参考になりますが、肌質や季節・生活環境には大きな個人差があります。脂性肌の方や、夏場の高温多湿な時期は、クリームが重く感じられることもあるため、自分の肌状態に合わせた調整が大切です。自分の肌タイプがよくわからないという方は、1分でできる肌老化リスク診断で傾向を確認してみてください。

シートマスクを毎日続けるための「コスパ」という視点

MEGUMIさんのスキンケアで特に印象的なのが、「コストを意識した継続性」へのこだわりです。

著書の中では「シートマスクは高いものでなくていい。毎日使えるコスパのいいものを選ぶことが大事」と語っています。たとえば1枚1,000円を超えるような高価格帯のシートマスクを月に3〜4回使うよりも、1枚50〜200円程度のものを毎日使うほうが、継続的な保湿ケアになるという考え方です。

肌の水分保持という観点では、間欠的な集中ケアよりも、毎日の地道な継続アプローチが基本として大切だといわれています。特に夏場はエアコンによる室内の乾燥や、冷房と外気温の差による肌ストレスが積み重なりやすい季節です。そのような時期こそ、毎日のシートマスクで水分補給を続けるアプローチは、肌コンディションの安定につながりやすいといえます。

「高価なものを時々ではなく、続けられる価格帯のものを毎日」という視点は、美容にかけられる予算が限られている時期でも取り入れやすく、実践的です。

「心に効く美容」が語る。外側と内側のつながり

2冊目の著書「心に効く美容」では、MEGUMIさんは外側のスキンケアだけでなく「内側の状態が肌に影響する」というテーマを掘り下げています。

ストレスや睡眠不足、気持ちの落ち込みなどが肌の状態に関わりうることは、さまざまな文脈で指摘されています。「心と肌のつながり」への関心が高まる中、「美容のために心を整える」という視点は、スキンケアを外側のアプローチに限定しない、より広い捉え方です。

20万部を超えるヒットとなったこの著書が多くの読者に受け入れられた背景には、「外側のケアだけでは限界を感じている」という実感を持つ方が少なくなかったことがあるかもしれません。睡眠の質・腸内環境・ストレス管理といった、いわゆる「インナーケア」が美容に直結するという考え方は、近年の美容トレンドとも方向性が重なっています。MEGUMIさんの著書は、その流れをいち早くとらえたといえるかもしれません。

MEGUMIさんの習慣から今日取り入れたいポイント

1000の美容法を試し続けた末にMEGUMIさんが公表している習慣の共通点を整理すると、以下のような方向性が見えてきます。

  • 毎日続けられること(継続性)を最優先にする
  • 保湿は「入れる」だけでなく「蓋をして逃がさない」という視点を持つ
  • 年代や季節に合わせてアイテムを見直す柔軟さ
  • 外側のケアと内側の状態(メンタル・睡眠)を切り離して考えない

特定のアイテムや成分を盲目的に追うのではなく、「自分の肌の状態に合ったものを選び、根気よく続ける」という姿勢が、MEGUMIさんの全ての発信に一貫しています。

美容習慣は、一度ルーティンを整えてしまえばそれほどコストも手間もかかりません。「今日も続けた」という小さな積み重ねが、長期的な肌の状態をつくっていきます。MEGUMIさんの公表情報が与えてくれるのは、最先端の成分情報よりも、その基本的な考え方かもしれません。